目を覚ましたのは、ピピレラグーンを出て15分位した頃だろうか?
工程的にも、次はマヤベイだと思っていたので、現在地を確認する。
不思議なことに、このピピ島ツアー中ずっと電波は入りっぱなしなのだ。そう、それが例え海上でも。
LINEもネットも出来るので、船内で暇しなかったのはそのおかげでもある。
話を戻す。海外に行くとグーグルマップが非常に便利だ。
特に乗り物に乗っている時はよく見るようにしてる。行き先が合っているか、今どのあたりにいるかが直感的にわかるのが楽しいからだ。
この時も私は特に意識もせずグーグルマップを開いた。
自分がどこに向かっているかを確認したかったから。
そして画面を見て、わかりやすいくらいにテンパる。
船はピピレイ島を大きく離れ、プーケットに向かっているではないか。
…はっ?
一瞬頭がぐにゃん、となる。
あれ?マヤベイは?ザビーチは?
しつこいようだが、今回の旅行の最大の目的はマヤベイを見る、という事だった。
随分と長い間、マヤベイには上陸できなかったのだが、コロナの自粛で生態系が回復、ようやく上陸できるようになった、とニュースで見て今回の旅行を決意したのだ。
それが急遽8月末までは上陸禁止、となったので少しがっくりはしていたのだが、見れないとは聞いていない。
これはおかしい!そう思った時にふと過ったのがピピレラグーンの自由時間中のガイドの声掛け。
「カヌーに乗るか?」「ボートはどうだ?」
あの時だ!あの時のボートだ!
確かに、あの時。数名が違う小型ボートに乗り込み、どこかへ向かっていた。あれがきっとマヤベイ行きのボートだったんだ!
そういえば環境への配慮の為、大型のボートだとマヤベイに近づけない、と何かで見た気がする。そうであれば、すべての疑問が解決する!
が、わかったところで時すでに遅しである。
私の背後には、美しいピピレイ島が悲しく佇む。
「戻ってくれ!まだマヤベイを見てない!」と騒いだところで何も変わらないのは百も承知だ。
なんなら謙虚な日本人、ひとりでツアーに参加する変人だ。騒いだら大変なことになってしまう。
ただ、あのビーチを見る為に、今日一日ひとりでツアー頑張ったのに…という虚しさは拭えない。
そんなことを考えているうちに、最後の目的地「カイ島」に到着する。
ここでも一時間の自由行動となる。
下船する際に「ここはフレッシュフルーツのカクテルがおいしいよ!」と教えてもらう。
上陸。
ただ、この島めっちゃ狭いじゃないか!
だったらフレッシュフルーツは本土の方がおいしいに決まってる!と謎にケチを発動し、とりあえず散策。
ぐるっと島を一周回っても15分くらいしかかからない。
サンセットを眺めるべく、いつも通りビーチチェアーとパラソル、そしてビールを頼む。
何より今は、飲んで荒んだ心を落ち着かせないと!!
相変わらず客引きは絡んでくるが、パトン程ではない。
「あぁーあ…」と一人でつぶやきながら、のんびり海を眺めていたら集合時間に。
帰り際、船から。
漫画に出てくる「南の島」みたいな島だ。
同乗していた外人たちは、言われるがままカクテルを飲んだり、泳いだりして楽しんでいたようだ。どんだけ泳ぐねん(二回目)
長かったスピードボートツアーも、最後の工程を終え、これで終わりとなる。
マリーナに着いた頃にはすっかり日も落ちてしまっていた。
行きと同様に、帰りも方向別に分かれ、ハイエースでホテルまで送ってもらう。
どうやらプーケットタウンに泊まっているのは私だけらしく、一番最初に降ろしてもらう。
ホテルに着くなり、とりあえず砂と塩でどろどろの体を洗いたい、とシャワーを浴びる。
とにかく、とても疲れた…これはきっと純粋な疲れだけじゃない、精神的な疲れだ。
そしてまた思い出してしまう。
「マヤベイ…見れなかった…」
不思議なことに、このピピ島ツアー中ずっと電波は入りっぱなしなのだ。そう、それが例え海上でも。
LINEもネットも出来るので、船内で暇しなかったのはそのおかげでもある。
話を戻す。海外に行くとグーグルマップが非常に便利だ。
特に乗り物に乗っている時はよく見るようにしてる。行き先が合っているか、今どのあたりにいるかが直感的にわかるのが楽しいからだ。
この時も私は特に意識もせずグーグルマップを開いた。
自分がどこに向かっているかを確認したかったから。
そして画面を見て、わかりやすいくらいにテンパる。
船はピピレイ島を大きく離れ、プーケットに向かっているではないか。
…はっ?
一瞬頭がぐにゃん、となる。
あれ?マヤベイは?ザビーチは?
しつこいようだが、今回の旅行の最大の目的はマヤベイを見る、という事だった。
随分と長い間、マヤベイには上陸できなかったのだが、コロナの自粛で生態系が回復、ようやく上陸できるようになった、とニュースで見て今回の旅行を決意したのだ。
それが急遽8月末までは上陸禁止、となったので少しがっくりはしていたのだが、見れないとは聞いていない。
これはおかしい!そう思った時にふと過ったのがピピレラグーンの自由時間中のガイドの声掛け。
「カヌーに乗るか?」「ボートはどうだ?」
あの時だ!あの時のボートだ!
確かに、あの時。数名が違う小型ボートに乗り込み、どこかへ向かっていた。あれがきっとマヤベイ行きのボートだったんだ!
そういえば環境への配慮の為、大型のボートだとマヤベイに近づけない、と何かで見た気がする。そうであれば、すべての疑問が解決する!
が、わかったところで時すでに遅しである。
私の背後には、美しいピピレイ島が悲しく佇む。
「戻ってくれ!まだマヤベイを見てない!」と騒いだところで何も変わらないのは百も承知だ。
なんなら謙虚な日本人、ひとりでツアーに参加する変人だ。騒いだら大変なことになってしまう。
ただ、あのビーチを見る為に、今日一日ひとりでツアー頑張ったのに…という虚しさは拭えない。
そんなことを考えているうちに、最後の目的地「カイ島」に到着する。
ここでも一時間の自由行動となる。
下船する際に「ここはフレッシュフルーツのカクテルがおいしいよ!」と教えてもらう。
上陸。
ただ、この島めっちゃ狭いじゃないか!
だったらフレッシュフルーツは本土の方がおいしいに決まってる!と謎にケチを発動し、とりあえず散策。
ぐるっと島を一周回っても15分くらいしかかからない。
サンセットを眺めるべく、いつも通りビーチチェアーとパラソル、そしてビールを頼む。
何より今は、飲んで荒んだ心を落ち着かせないと!!
相変わらず客引きは絡んでくるが、パトン程ではない。
「あぁーあ…」と一人でつぶやきながら、のんびり海を眺めていたら集合時間に。
帰り際、船から。
漫画に出てくる「南の島」みたいな島だ。
同乗していた外人たちは、言われるがままカクテルを飲んだり、泳いだりして楽しんでいたようだ。どんだけ泳ぐねん(二回目)
長かったスピードボートツアーも、最後の工程を終え、これで終わりとなる。
マリーナに着いた頃にはすっかり日も落ちてしまっていた。
行きと同様に、帰りも方向別に分かれ、ハイエースでホテルまで送ってもらう。
どうやらプーケットタウンに泊まっているのは私だけらしく、一番最初に降ろしてもらう。
ホテルに着くなり、とりあえず砂と塩でどろどろの体を洗いたい、とシャワーを浴びる。
とにかく、とても疲れた…これはきっと純粋な疲れだけじゃない、精神的な疲れだ。
そしてまた思い出してしまう。
「マヤベイ…見れなかった…」
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