パトンビーチに向かう。
時刻は17時。日もまだ高く。飲みだすには早い。

と思ったが、メインストリートのバーには既に出来上がった欧米人がうじゃうじゃしていた。



流石世界屈指のビーチリゾート地である。

メインストリート「Thanon Bangla」をフラフラしながらビーチを目指す。

客層、人種は実に様々。家族連れから野郎同士のグループ、欧米人、アジア人。本当に様々。



通りを抜けるとそこには絶景ビーチが待っていた。

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風こそ強かったものの、白い砂浜、青い海、パームツリー。条件は全て揃っている。

久しぶりに砂浜に来たのもあるが、流石に感動した。

砂浜をしばらく歩いてみる。ビーチにはずらりと屋台?出店?が並んでいる。





砂浜は約2㎞。アクセスも良いのでファミリーからカップルまで様々な人が海水浴を楽しんでいる。

最も、時間が時間なので荷物をまとめてホテルへ帰る人が多いようだった。



とりあえず端まで歩いてみようとしたのだが、いかんせん客引きが凄い。

ヘナタトゥーをやらないか、三つ編みはどうだ、ジェットスキーに乗らないか、バナナボートはどうだ、パラセーリングをやってみないか…

いや待てと。こっちはおっさんの一人旅だ。

何がどうなったらそういう誘いになるんだ?

適当にあしらいながら歩いていく。



結局端から端まで歩いたが、あるのは客引きと絶景ビーチのみ。

客引きにうんざりしてきたので、適当な店でビールとリクライニングチェアを借りる。

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どういう仕組みかはわからないが、ビーチ沿いのリクライニングチェアは有料。お金を払ったら無制限で利用できる。

ビーチパラソルもついているのでビーチでのんびりするにはもってこいだ。

ビールとチェア代で確か7~800円だったと思う。

これでのんびり夕日を眺めれる…と思った、その矢先である。



「ヘナタトゥーやらないか?」

なんと、チェアに座っても客引きが来るのだ。

店に入れは客引きに合わない、というのは私の思い違いだった。

ローカルのメンタルが強すぎるのか?とにかくひたすら来る。

ミサンガを買わないか、お土産はどうだ、フルーツは食べないか…とにかく行商のオンパレードだ。

それも容赦なく人の前に立つ。私はサンセットを見ながらビールが飲みたいだけなのに!



願いむなしく、ビールを二本平らげる間にびっくりするくらいの行商をあしらった。

向こうも商売だ、それは仕方ない。が、もうちょっとどうにかしてもらいたいところだ。店に入った意味無かった。


ただ、夕日は絶景だったし、パラセーリングを眺めているのも楽しかった。

必要なものはほとんど行商で揃うし、ビーチでゆっくりしたり、家族で海水浴などビーチを楽しむにはもってこいのスポットではないだろうか。


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日も暮れてきたので、チェアを借りた店の人にお礼を言い、退散する。