翌朝。
流石にビールの飲み過ぎで若干頭が痛い。フラフラと起床。

ただ、いくら飲んでも8時前には目が覚める。
寝すぎた!なんてことはめったにならないのだけはありがたい。



私はいかんせん朝ごはんを食べないと動けないので、面倒くさいのをぐっと我慢し、のそのそと朝ごはんを探す旅に出かける。



基本、バンコクのホテルには寝巻と言うものが無い。

適当に買ったタイパンツにTシャツと言う出で立ちなので、食料調達の為とは言えそう遠くまで出たくないのが本音だ。近くのコンビニで済ませようかな。まぁ、異国人がどんな格好で出歩こうが多分現地の人は気になんてしないのだろうが。

そんな事を考えながら、適当にホテルの前の道を歩いてみた。


流石に歓楽街のど真ん中なので朝から屋台などはやってないだろうな…と思ったが、ちょっとした空地の様なところに数件の屋台が出ているのを見つける。

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※Googlemapではサロンとなっている。
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※ストリートビュー。日中は更にたくさんの屋台が出ているのかもしれない。

これはありがたい!早速覗いてみる。



食事を提供しているのは一件のみ。その他はフルーツやスイーツの様だ。
食事を提供している屋台に並んでみる。一応メニューみたいなものを手渡されたが、写真なしのタイ語のみなのでイマイチ読めない。

屋台に貼ってある写真のメニューから選べば、その場で作ってもらえるのかもしれないが、それだと朝からちょっとボリュームがありそうだ。

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結局、作り置きの弁当の様なものの中から適当に選んでみる。



ちなみに選んだのはガパオライス。

ちょっとスパイシーなものを米と一緒にガツンと入れて、二日酔いを治してやろう、という作戦だ。

もちろん英語が出来ない店員さんとは、ボディランゲージでやり取りをする。



何とか無事購入し、隣の屋台へ。

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こちらはフルーツやジュースを売っているよう。

た、だ店員さんが見当たらないので、先ほどの屋台の人に声を掛ける。

すると無人だった屋台に先ほどの店員さんが並ぶ。こちらの屋台も、同じ店員さんの管轄の様だ。

私はココナッツウォーターが欲しい、となんとか身振り手振りで店員に伝える。すると、店員はおもむろに近くのトラックへ。

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あ、そのピックアップトラックに山盛りに積まれているのはココナッツなのか。

その一つを取り出すと、定員さんが鉈でザクザクと穴を空けてくれる。近くで見ると結構迫力が。

ガパオライスが300円くらい、ココナッツウォーターは150円くらいだったと記憶している。

それらをビニール袋に適当に詰めてもらい、ホテルへと戻る。



ちなみにタイは何を買っても基本袋を付けてくれる。

レジ袋有料の日本に慣れてしまっているので、ちょっと新鮮だったりする。

何よりココナッツを小脇に抱えて帰ったら結構ヤバい人になってしまう。



ホテルに戻り、自室で早速頂く。

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ココナッツウォーターは冷えてはいないものの、美味しい。

何より二日酔いにとても効く。

本当に効くのか効能は確かでは無いが、アジアで飲み過ぎた際には必ず飲むようにしている。すると一時間後くらいにはシャキッとしている気がするのだ。



ガパオライスは、程よく辛く、米がすすむ。

なかなかに旨い。

ただ、朝から結構スパイシーな食事なので、食べ終わる頃には汗だくになってしまった。

量も味も大満足。値段も申し分ない。

こんな食事が朝から屋台でサクッと取れるのだ、そりゃ自炊はしない訳だ。そんなことを思いながら身支度を済ませる。

やたらデカいココナッツの実はゴミ箱でいいのかな?なんてことを思いながら。



さて、今日でこのホテルともお別れだ。

特に不便も無く、駅も近く、店も多い。

夜遊びするならこのホテルで間違いないな、なんてことを思いながらチェックアウトを行う。



チェックアウトはキーを返したら、係員が部屋をチェック。問題が無ければそれで終わりとなる。数分ロビーで待ったが、スムーズにチェックアウトも終了。



数日だったがお世話になったホテルを後に。若干の二日酔いと闘いながら、プーケットへと向かうのだった。