ワットポーとは、金色の涅槃像のある寺院を指す。
良くワットポーとワットアルン、セットで紹介されるが実は結構距離が離れている。何なら川を挟んでいるので気軽に見られるものではない。
なので、前回タイに来た際には時間の都合でワットアルンは見られたがワットポーは見られず仕舞い。どちらかと言うとワットポーの方が見たかった私は今回リベンジなのである。
大好きな映画「ザ・ビーチ」の冒頭でも登場する。
当時はこの金の涅槃像、結構衝撃だったのを覚えている。
ホテルからBTSでスクンビットへ。乗り換えMRTでサナームチャイ駅へ。
新しい駅らしく、構内はキレイ。そして観光客ばかりなので流れについていけば迷うこともない。
てくてくと歩きワットポーへと向かう。
流石バンコク一の観光地である。あちこちにトゥクトゥクが止まり、ツアーガイドが声をかけて来る。
もちろん華麗にスルーし、ワットポーを目指す。
中にはサイケデリックな建物があちこち建っており、そこそこ壮観ではある。
もちろん、建物の規模で言うとワットアルンに軍配が上がるが、それらを見て回るだけでも結構楽しめると思う。
何より気になったのが石像。あちこちにある石像が結構チャーミングで面白い。
ちょくちょく道草を食いながら、お目当ての涅槃像のもとへ向かう。
涅槃像の展示してある建物は、土足禁止。靴を脱ぎ袋に入れることになる。
建物内は掃除はされているものの、それでも靴下の裏は真っ黒になってしまう。もしかしたら裸足の方が良いのかもしれない。
建物に入るといきなり涅槃像の頭が。そこからぐるりと一周する形になる。
記念撮影をする人でごった返しているので、あまりゆっくり見ることは出来ない。
しかし、その姿はやはり圧巻。
天井も高く、そしてあちこちに装飾がしてあるので豪華絢爛である。
サナームチャイ駅からワットポー。そして涅槃像
涅槃像の足元まで行くと、一度建物を出て背中側へと向かう事となる。
ちなみに、背中側には108の壺が並び、それらにコインを入れていくというアトラクション?タンブン(タイ語で「善行を行う・徳を積む」という意味)を行う事が出来る。
建物内にチャリーン、チャリーンと鳴り響く音はこれである。
もちろんそんなにたくさんの小銭は持ち合わせていないので、係の人に両替をしてもらい、受け取ったコインを壺に入れていく。
大人が自分のペースで小銭を入れていくと大して時間もかからないかもしれないが、ちょうど私の前に親子連れが並び、楽しそうに一枚一枚入れていたので思ったより時間がかかってしまった。
お土産屋などもあり、いわゆる日本にも良くある「観光スポット」なので老若男女楽しめると思う。
にしても観光地ではあるものの、現地の人が多かったのが印象的だった。
タンブンと言うか、信仰の深さは流石タイ、と言ったところである。
観光もそこそこに、ワットポーに来たら行ってみたかった「ワットポー・マッサージスクール」へ。
寺院の中にあるマッサージ屋で、マッサージスクールも行っているとの事。
凄腕のマッサージを格安で受けることが出来ると評判。寺院の敷地内で施術が受けれるというので興味があった。
建物は質素でついうっかり見落としてしまいそう。よく言うと商売っ気が無い。
エアコンの効いた店内へ。たまたま待ち客も無く、スムーズに案内される。退店時は数人の待ち客が居た。
早速施術台?ベットに案内される。
担当のおばちゃんからタイパンツの様な着替えを渡される。着替えは建物の奥にある掘っ立て小屋の様な更衣室で。鍵も木の棒をつっかえ棒のように差し込むだけと結構適当な作り。
気にせずさっさと着替えて施術へ。
マッサージはタイ式マッサージと言うのであろうか、流石お膝元である。上手い。
あっという間に時間となり、着替える。
おばちゃんにチップを渡し、退店。
料金は一時間のマッサージで日本円で1,500円程。
バンコク市内の格安店に比べたら高いのかもしれないが、技術と雰囲気を考慮したら決して高くは無いと思う。
ただ、店内は少々気になる点もあり、キレイは無い。もちろん妥協できる範囲ではある。
あと、マッサージ店特有のリラックスした雰囲気は無い。学校の武道館みたいな雰囲気なので、雰囲気を重視する人には向かないかもしれない。
大衆店などにいる私語をしながら片手間で、という感じでは無いので、その点は好感が持てた。
ワットポーは意外と歩くので、サクッと疲れを癒すのは悪くないと思う。
ワットポー観光とマッサージ。合わせて2時間ほどの滞在だろうか。タイっぽさを満喫して駅へと来た道を戻るのであった。
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