しかし、その際は当時付き合っていた彼女と一緒で、いわゆる「典型的」なタイ旅行に過ぎなかった。

インスタ映えのするスポットを巡り、人気のスイーツを食べ、おしゃれなお店で食事をする…という、正直自分がしたかった旅ではなかった。

特に心残りだったのが、バンコクに行ったのにワットポーを見られなかったこと。

ザビーチの映画の冒頭でディカプリオがワットポーを訪れるシーンがあるのだが、そのワットポーをまだ見られていない。

そしてもう一つ。カオサン通りにも行けていない。

元バックパッカーの聖地カオサン通り。

こちらも作中で重要なスポットとなります。がこちらもちょっと距離がある、汚いという理由から前回の旅行の際には訪れることが出来なかった。

バンコクではこの二か所は見ておかないと、という事でまずはバンコクに行くことにした。

続いてプーケット。

目的地はプーケットから更に先、ピピ島という島のビーチにる。

プーケットはバンコクより飛行機で一時間半程、そしてその島から更に船で1時間程行かないといけないという結構な僻地となる。

そうなるともちろん日帰りは難しくなるので、プーケットを第二の目的地と設定した。

また映画の話になるが、作中ではカオサンの安宿という設定だったが、プーケットのオールドタウンという町に、作中でディカプリオが宿泊したホテルが実在する。

せっかくプーケットに行くならそのホテルにも泊まってみたい！という事で、プーケットの目的はピピ島、そしてホテルとした。

あまり予定を詰め込み過ぎると忙しいだけになってしまうので、あとは行き当たりばったり、という事でその二都市を回る計画を立てることとした。